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zoom RSS Adobe Premiere Pro CC 2014でNVENC-exportを使ってみました。

<<   作成日時 : 2014/12/19 10:13   >>

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H.265/HEVCやNVENCに対応した「TMPGEnc Video Mastering Works 6 」が本日発売されるようで先行公開の体験版を試していましたが相変わらずタイムラインモードの機能は充実していますが、肝心のカット編集が面倒で使えない感じがします。
この際H.265/HEVCやNVENCをPremiere Pro のプラグインとして発売しても面白いかもしれません。
Premiere ProからH.265/HEVECでエンコードする場合はSorenson Squeeze 10のx265のプリセットを使用するしかなく、4K30pの3分のクリップのエンコードに1時間程度かかる劇重ですがNVENCの出力には対応していません。

NVENCの存在は知っていましたがCUDAでエンコードしたH.264の画質が酷かったのがトラウマになり、HDのエンコードではCPUだけでも実時間前後で完走していたので無視してきました、しかしながら4K・8Kを見据えたらCPUだけによるエンコードは限界があり何らかのハードウエアエンコードの必要性を感じます。
NNVENCは、NvidiaのKepler(GTX600番台)以降のGPUエンコードエンジンでネットの噂ではCUDAより画質が優れ、エンコード速度も速いらしく、すでにAviUtlは拡張NVENC エンコードプラグインがあります。

Intel QSVも同様ですが基本的にGPUエンコードは同じビットレートではCPUによるエンコードの画質が優れ、CUDAを切ってレンダリングすると微妙に画質が向上していることは周知の事実でも、試しもしないで云々いってもしかたないので「物は試し」でAdobe Premiere Pro CC 2014でNVENC-export使用したレポートです。
こちらのフォーラムの受け売りと、独断であくまで個人の自己責任の範疇と・・・お断りして
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NVENC_export Version v1.08
このプラグインは有志により開発されてているらしく頭が下がる思いです。アドビのエンコードに必要なNVENC_exportプラグインはフォーラムの下にアドレスが書いてありますがダウンロードリンクを貼り付けておきます。
NVENC_export Version v1.08  https://googledrive.com/host/0B96CRWkNxmWdODdiQ05QS1l0M0U/nvenc_export_v108.zip

◆ MP4エンコードに必要なファイルの入手する
エンコードした映像と音声をTSにラッピングするのに必要な
TSMuxer.exe入手します。

エンコードした映像とAAC音声をMP4にラッピングするのに必要な
MP4Box.exe入手します。
32ビット、64ビット版がありますがコマンドプロンプトで映像と音声をラッピングするだけなので32ビット版でも問題ありません。

AAC音声のエンコードに使用されるフリーのAACエンコーダ
Nero AAC本家サイトからメールアドレスを入力して入手します。

◆ インストール
STEP1
nvenc_export_v108.zipファイルをエクスプローラで開き「\Plug-ins\Common」の「nvenc_export.prm」を「C:\Program Files\Adobe\Common」へドラッグして管理者権限でコピーします。
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MP4Boxのインストール
GPAC.Framework.Setupを実行し承諾したらインストール画面が表示されるので「MP4Box」にチェックを入れてデフォルトの「C:\Program Files (x86)\GPAC」にインストールします。
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STEP1同様NeroAACCodec書庫内のwin32フォルダから「C:\Program Files (x86)\GPAC」フォルダに「neroAacEnc.exe」ファイルを解凍します。
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同じくtsMuxeR_書庫ファイルから「C:\Program Files (x86)\GPAC」フォルダに「tsMuxeR.exe」ファイルを解凍しインストールは完了です。

◆ Adobe Premiere Pro CC 2014エンコード設定
Premiereの書き出し設定で「NVENC_export」を選択します。
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オーディオタブを選択してAACを選択すると」「neroAacEnc.exe」の場所を入力するボタンが表示されるので、先ほどコピーしたパスを指定して「neroAacEnc.exe」を選択します。
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Multiplexerタブを選択してMP4ファイルを選択すると「MP4BOX_Button」が表示されるので同様に「MP4Box.exe」を選択しこれでレンダリングが可能になります。
「MP4BOX_Button」が表示されない場合は無理やりレンダリングするとエラーが表示され「MP4BOX_Button」が出現します。
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そこで「NVENC」で4Kエンコードがどのくらい早いか試してみました、マシンの環境はCPU:Intel Core i7-4930K 4.1GHz GPU:Geforce GTX750 2048MB 32GB Memoryで映像ソースはGH4で撮影した4K30pの素材です。
この環境でAdobe Premiere Pro CC 2014によるGH4の4K30p映像はソニーXAVCと比較したらGOPが半分以下の8フレームと短く、経験上このGOPが長くなるほど編集が重たくなる感じでスクラブでわずかながらタイムラグが出ますが問題ないレベルです。

◆ レンダリング設定
読み込んだクリップをタイムラインに並べ合計時間3分44秒のレンダリング時間を比較してみました。
NVENのセッティングを一通り紹介すると
・H264プロファイルはBASE、MAIN、HIGH,HIGH444で、ここではAUTO設定を選択しましたがHIGHプロファイルでもいいと思います。
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・プリセットはHQを選択
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・レベル
レベルは5.1(4K30p)止まりで4K60pには対応していません。
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・GOPなど
GOPの長さは29フレーム、1Pass VBRを選択
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・ビットレート
フレームレート29.97fps ビットレート平均15Mbs 最大20Mbsと低めに設定しました。
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以上の設定でMP4ラッピングでエンコーダに送りレンダリングすると、これが4Kのレンダリング?と疑いたくなるような速さで、CPU使用率は半分程度でGTX-750のメモリーは1.2GB消費しMC(Memory Controller)は少なめですがVE(Video Engine)は目一杯働かせておりエンコーダのログファイルは- エンコード時間 : 00:02:37何と実時間以下です。
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・標準エンコーダ
GOPやビットレートを同じ設定で標準のH.264エンコーダでレンダリングしてみると、Quadro 4000のGPUを少し使用してCPUは約75%前後使用しており- エンコード時間 : 00:06:32で実時間の2倍以下で4Kのレンダリングにしては早いほうだと思います。
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・X264
TMPGEnc Movie Plug-in AVC for Premiere Proでも同じような設定でレンダリングするとCPU使用率は100%フル稼働で- エンコード時間 : 00:10:28でやはり時間がかかります。
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◆ 画質
4Kサイズを15Mbs平均の低いビットレートで符号化したので画質は、あまり期待していなかったのですが、どのエンコーダも4Kディスプレイで再生してみると情報量が多すぎて細かい部分を比較する余裕がないせいか?十分鑑賞に耐えうる出来ばえでびっくりしました・・
動画再生ではTMPGEnc Movie Plug-in AVCのx264と比較してもあまり差がないような感じで、あえて、あら捜しでエンコーダが苦手な部分を拡大してみました。
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2か所の赤い四角の部分を拡大したもので水面の波紋が省略され石も立体感がなくなっています。
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やはりCPUの使用率が高いほど画質はいいようです。
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以上、NVENCについて触れましたが、AC3オーディオ、インターレースビデオ、4K60pなどはサポートされず、時折おかしな動作をするケースもありバグを抱えている感じがしますがCUDAに比較したら、画質やレンダリング速度が、比較にならないほど向上しており、4Kでも25Mbs程度までビットレートを欲張ればオリジナルと区別がつかないレベルで、4K編集のプレビュー用に挿しているへぼいGTX 750でも十分役目を果たし、4K映像をMP4でライブラリーとして保存するケースなどで使えそうでアドビ様でも対応してほしいものです。
エンコードの環境さえそろっていたら、H.264のプロファイル、解像度、レベル、フレームレイトに対する適正なビットレートなど基本的なことを十分理解しておれば使えると感じました。しつこいようですが自己責任で念のため・・

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